車の芳香剤に、精油を使いたい。
とずっと思っていたが、なかなかいい方法が見つからない。
ディーラーで、シガーソケットに差し込むタイプの芳香器を買ったが、やはり持続力が全然なくてすぐ香りが無くなってしまう。
いいのがなければ作りましょう。

まず、ハーブティ120mlを蓋つきのガラス容器に入れる。
これは、ハイビスカスティ。
ハイビスカスを選んだのは、色が赤くてきれいという理由だけなので、他の物でも可。
もちろんただの水(お湯)でもいいと思う。
食紅などで、ちょっと色をつけてみるのも楽しそう。

熱いうちにキサンタンガム小さじ1を投入。
溶けにくいので、気長に撹拌する。
うちには、キサンタンガムしかないのでこれを使ったが、ゼラチンや寒天でも応用できると思う。
むしろその方が、透明感が出て、色がキレイに出るかも…
今後の課題。

キサンタンガムが溶けて、冷めてくると、ゲル状にとろみがついてくる。
と同時に、きれいなハイビスカス色も濁ってこんなミルキーピンクに…(あえておしゃれっぽ言い方にしてみた)
撹拌しすぎて、気泡がたくさん入ったことも原因の一つと思われ。
しかし、キサンタンガムは気合を入れて撹拌しないと溶けないのだ。
やっぱりゼラチンの方がキレイにできそうだ。

さて、あら熱が取れたら精油を入れてよく混ぜる。
今回は、全部で60滴。水が120mlだから、およそ2.5%濃度になる。
皮膚につけるわけではないので、ちょっと濃いめにした。
今回選んだ精油は、パチュリ10滴、クローブ5滴、モミ10滴、プチグレイン10滴、レモンユーカリ5滴、ハッカ油20滴。
香りの持続性を高めたいので、香りが強くて残りやすいものを多く選んだのだが…
この香りはかなり個性的!(婉曲的な表現)
ちょっと、車の中にはなじまないかもしれない。
クローブ5滴が多かった。1〜2滴でじゅうぶんっぽい。
香りについては、まだまだ研究の余地あり。次に期待しよう。

完成!
香りを立たせたいときには蓋を開け、車を降りるときに蓋を閉めておくと、けっこう香りが持つ。
今のところ、使い始めて約2週間が経つけど、まだ元気に香っている。
個性的だった香りも、日が経つとうまくなじんでマイルドになってきた。
「オリジナルマイアロマ」としては、けっこう自慢できる香りになり(本当にいい意味で個性的な感じ)、これはなかなか面白いクラフトになった。