2017年12月13日

手話

耳の聞こえないご夫婦と知り合う機会があり、手話に興味を持った。
手話と言えば思い出すのは高校時代のこと…
高校の近くにろう学校があったので、毎日地下鉄の中で手話で会話する子供たちを見ながら通学していた。
初めて見たときにはドキッとしたものの、毎日見てるとすぐ慣れる。
高校時代の経験のおかげで手話を見ることには違和感がないのだが、手話を使うことはまったくできない。
その頃に少しでも手話を学んでおけば良かったなぁと思う。

今回、そのご夫婦と出会って、手話通訳の人がいちばん最初に「よろしくお願いします」という手話を教えてくれた。
それがコミュニケーションのスタート。
初めの頃は、筆談で用件を伝えていたが、書くのはけっこうまどろっこしい。
聞こえない世界で長く生活されている方たちなので、ある程度のことは口話(口の動きを読み取ること)で読み取ってもらえるが、細かい内容は伝わりにくい。
ボディランゲージや表情でもある程度は伝わるが、こちらの表現力不足が課題となる。

やっぱり手話を学ぶのがいちばんいいのではないか。

どうやって?

あまりお金をかけたくないし、教室に通ったりするのは面倒…
と、いつもの思考パターンでNHKEテレを探した。

まず見始めたのが「見て学べるワンポイント手話」。
わずか5分の本当にワンポイントの番組なのだが、こんなちょっとの時間でも役に立つ表現がぎっしりで、見た次の日から早速使える手話が増える。
日常の会話の中で本当に使いやすい表現が厳選されているのだと思う。
一度見ただけでは覚えられないのでスラスラ会話できるわけではないが、手話に対する抵抗感はなくなる。
最初に見る番組としてはベストだったと思う。

もう少し詳しく学びたくなったので、「みんなの手話」も見るようになった。
これは25分の少し長い番組。
「ワンポイント手話」よりも長い文章、長いやりとりを学ぶ。
文法の解説やろう文化の紹介も充実していて、かなり内容が濃い。
生徒役はV6の三宅健。
彼以外の出演者はすべてろう者だが、明るい表情と豊かな表現力に感心してしまう。
ついでに言うと、三宅健もかなり手話を使いこなしていた。
アイドルだから忙しいのではないかと思うのだが、そんな中で手話を学びに通っていたらしく感心させられる。

私も、テレビで手話を学ぶようになって1年ちょっと経過した。
ごくごく簡単なやりとりはできるようになったけど、手話ネイティブの人たちの手話は早くて読み取れない。
こういうところは、外国語の学習に似ていると思う。
でも覚えた手話を使って表現して、伝わったときの喜びはたとえようがない(こういうところも外国語に似ている)。
今まで知らなかった世界に足を踏み入れるのは、視野が広がる楽しみがある。
今後は、自分自身もっと手話が上手になることが目標だが、社会的にも手話やろう文化に対する理解が深まればいいなと思う。
posted by じょあろ at 18:49| 北海道 ☔| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする