私の裁縫の先生は高橋恵美子さんである。
もちろん直接習ったわけではない。
もともと小中高と家庭科は大の苦手。
エプロンやスカートを作ったけど、自分で使えるものができあがったためしはない。
だから裁縫なんか大嫌いだったし、大人になってからも長年自分には無縁のものだと思っていた。
ある日、なんとなくNHKEテレを見ていたら、「すてきにハンドメイド」で「手縫いのチュニック」と…
ミシンがないと服は作れないと思っていたから、手縫いで服が作れるというのは大変な衝撃だった。
手縫いの良さを教えてくれたのが高橋恵美子先生。
手縫いの方がふんわり感が出るとのこと。
ミシンがないので仕方なく手縫い… と言うのではなく、手芸のプロが敢えて手縫いを選択して勧めてくれているのが嬉しかった。
番組で、ハンドメイド初心者の東尾理子がガタガタの針目で縫っていたが、高橋先生は「それも可愛いと思います」と言っていて、とても勇気づけられた。
下手でもゆっくり縫い進めればやがて完成するというのは、私のような不器用な人間にはありがたく、確実に楽しみが増えた。
以来、「すてきにハンドメイド」の高橋先生の講座は録画して見ている。
他の先生の手縫い作品も見たが、私が一番好きなのは高橋先生の作り方。
チュニック、カーディガン、バッグなどの作り方を教わった。
自分で作って、自分で使うという楽しみ。
高橋先生に出会わなければ、そういう楽しみも知らずにいたはずなので、先生には本当に感謝である。
マスクはたくさん作ったので、そろそろ違うものを作りたくなってきた。
次はチュニック作ろうかな〜